今回の記事では塾を選ぶ際のポイントを、
プロの目からどのような点を見れば良いのか?ということを念頭にしてお伝えしていきます。
各予備校/塾の良い点 と気をつけるべき点
まずは下記の画像を見てください。
世の中にどのような塾があるのかを、マップにしてまとめてみました。
*クリックしたら、拡大できます。
大手予備校は・・・
駿台、河合塾、代ゼミ、Z会教室、城南予備校、グノーブル、(鉄緑会)
いわずとしれた大手の予備校群ですが、基本的に授業のレベルは高いです。
そのため、事前にどのくらいのレベルの授業なのか?ということを確認してから臨んでください。
個別指導塾は・・・
東京個別学院、慶應個別指導学院、明光義塾、TOMAS、ways
個別指導塾は生徒の学力に合わせて指導ができるためカスタマイズができるのですが、
大学受験の指導というよりは、学校の補習をベースにしている塾が多いです。
そのため、事前にどのような塾なのか?というお問い合わせはしておいた方が良いでしょう。
少人数指導塾は・・・
増田塾(校舎による)、ダイエットスタディ、みすず学院、四谷学院、Mr ステップアップ、藤井セミナー
このグループは成績の高くない生徒を少人数で指導するという塾になります。
低い偏差値からの授業でナビゲートしてくれるためうまくハマれば、成績アップも夢ではないでしょう。
ですが、質問ができるかどうかなど生徒の自主性による部分もあったり、過去問の時などで添削ができないといったこともあるので、そのような場合にどうしたら良いのか、各塾で事前に問い合わせをしてみた方が良いでしょう。
ダイエットスタディとヒロアカの比較
みすず学苑とヒロアカの比較
四谷学院とヒロアカの比較
管理型塾(授業よりも、生徒の管理に重きを置いている塾)は・・・
武田塾、センセイプレイス、STRUX、慶早進学塾
このグループに所属しているのは、武田塾を筆頭に授業をしないスタイルの塾です。
授業をしないで、いかにして効率的に進むことができるかを目的としています。
ただ自習のみになるので、生徒の読解力が高くないと飛躍的な合格力の伸びは期待できないでしょう。
映像予備校は・・・
東進衛星予備校,マナビス,代ゼミサテライン,スタディサプリ,早稲田合格塾
映像予備校の場合は、
生徒の成績がある程度高い場合は、参考書よりも効率的に進めることができるでしょう。
ですが、本質的には予備校の授業と変わらない点と親主導で塾を進める場合は能動的に授業を聞かなくなり、寝てしまう・・ということも多く聞かれるので注意が必要です。
また、添削などの記述はなかなか返ってこないという話もよくあります。
HERO ACADEMIAについて
1対1の完全個別のため生徒の進捗に合わせた指導をしていきます。
一人一人にあわせて授業をして、生徒の学力に合わせていくため、偏差値30から70まで対応が可能です。
もちろん、管理型の塾のメリットである参考書を使った指導が主なので、効率的な学習が可能になっています。
より細かく各塾のメリットデメリットを参考にしたい方はこちらの記事を参考にしてください。
その他、塾を検討する上で考慮する点とは?
世の中には素晴らしい塾がたくさんあります。
いかにして自分にあった塾を見つけることができるかが、合否の分かれ目になります。
上述した規模感と成績以外の軸で比較検討するべき点を述べていきます。
講師のレベルが妥当か?
どんな講師に教えてもらえるかどうか?というのは、成績を上げる上で大事な問題になってきます。ただ、学歴が高いから、大手の塾にいるから、評判が高いからという理由だけで選択をするのは危険です。
自身にあった適切な先生に指導を受けることで成績を上げていきましょう。
塾の対象が自分にあっているかどうか?
講師、塾によってはレベルを用意しています。
ここで勘違いしてはいけないのは自身のレベルと塾のレベルが合っているかどうか?という点です。
よくありがちなのが、自分の志望しているレベルが大学が高いからといって、現在の自分の学力では到底理解できないことをしている講師、塾に入って自己満足をしてしまうことです。
授業を聞いたあとで即座に実行できないこと、または自分の言葉で説明できないことは理解できているとはいえません。
適切な時間さえ投入できれば、学力は必ず上がっていきます。ですが、この基礎学力ということをよく理解できてない子がほとんどです。順番に積み重ねて行っていけば成績が上がるのに・・難しいことを行わなければ成績が上がらない!と思ってしまったばかりに成績が上がらないのです。
せっかく勉強したとしても、理解できてないことを何度も何度も行ってもできるようになりません。
講師、塾によって生徒に求める基礎学力の違いはあります。塾に入る前にまずはこの点に注意していきましょう。
例えば、当塾の場合は成績が伸びない子、勉強ができない子であっても基礎を固めて、本質的な学習を行うことで短期間で成績を伸ばすことを目標にしています。塾によって、様々なコンセプトがあるので、必ず入塾する際に聞いてみましょう。
すぐに質問ができることができるかどうか?
悩んだ時にすぐに質問できる環境かどうか?というのは肝心です。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざにあるように、質問ができるかどうか?というのは成績が上がっていく際の大きなポイントになっていきます。特に勉強の初期段階では、自分の困ったことをすぐに聞ける状況かどうか?というのは大事です。
質問をすることで、自分の分かっているところと分かっていないところそして、間違って覚えているところの峻別が可能になります。
そうすることで、今以上の理解を深めることが可能になるといえるでしょう。
よほど「できる」という子以外で質問がしやすくない環境で勉強をするのは難しいでしょう。そもそも塾に行く=勉強ができないという前提条件があるはずです。
市販されている教材を読んで理解できるのであれば、塾は必要がないはずです。「わからない」と感じた時にすぐに質問ができるかどうか?これはまず確認しておきましょう。
勉強法まで教えてくれるのか?
授業時間で行っていることを完璧にして成績が上がれば、ベターですが、実際はそうそううまくいかないものです。
授業時間以外でどのように自分の勉強を修正して、予習復習を行うことが自分の学力・成績の圧倒的な向上には肝心です。
ですが、その勉強法やスケジュールなどは自分一人で考えて、実践に移すことは非常に難しいといえます。そのため、成績を圧倒的にあげたいのであれば一貫した勉強法が確立された学習塾や予備校に行くのが良いでしょう。このあたりまで行ってくれる塾、学習塾は場所によってはなかったりするので、入塾をする前にどのように勉強をしたら、どのレベルの成績までが上がるのか?という一貫した指導方法を持っている塾・人・予備校に学べる環境かどうかの確認をしたほうが良いでしょう。
*学校という勉強を教えてくれる環境下においても成績を上げることができなかったという事実がある以上、「とりあえず入れておけばなんとかなる」、「とりあえず勉強時間を増えてるし大丈夫」という考え方では難関大学を目指す以上はいけません。様々な面から考えていきましょう。当塾の指導方針を述べておきますと、「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えること」を重要視しています。
私(小野)自身、勉強をしていく上で自己修正をするためにどのようにしたら良いのか?を考えて考え抜きだした上での様々な方法論を用いています。
受験勉強とは、高校生にとって人生ではじめて勉強、自分自身に向き合う必要のあることです。ここで真剣に立ち向かうようになることで今後の人生何があっても立ち向かうことのできる骨太な学生を教育できるように指導をしております。
家で何をしたら良いのかまで宿題が落とし込まれているのか?
上述しておりますが、、
成績を上げるためには、人の話を聞いているときにではなく、家でどのように勉強をしていくのか?という点までおとしこまれているかどうか?という点かが要になっています。
理解力が低い学生が理解力を高める際のポイントなど家で勉強をしている時にどのようにしたらよいのかまで教えてくれるのが良いでしょう。
また具体的な宿題として何を行うのか?、どのページをどのように意識をして行えばよいのか?という点まで教えてあげられると尚良いでしょう。勉強をただすれば良いわけではありません。
何を意識したら良いのか?、どのように勉強をしていけば良いのか?という部分まで落とし込まれていなければ成績は上がってこないのです。
志望校の合格実績があるかどうか?
自身の志望校にどのようにしたら行くことができるのか?ということを知りたくて、塾に行くのにそれを教えることができないとなると行く意味がありませんね。。大手塾の場合と個人塾の場合では見るべき点が異なってくるので、ご紹介いたします。
大手塾の場合
大手塾の場合、やはりその特徴としてあげられるのは講師陣の充実および豊富な教材と情報量があげられるでしょう。
受験において、豊富な情報量はやはり大きなアドバンテージとして、合否を左右するのはもちろんです。
さらに、大手塾の場合、現在に至るまでに蓄積してきた大量の経験値があるため、それを基に指導を行います。その為、当たりハズレといったことがなく安心して授業を受ける事ができます。
その反面、大手塾は講師の数に対して生徒の数が膨大であるため、質問への解答が遅い場合や質問を受け付けない場合などがあります。 その点、個別的なケアが少ないとも言えるでしょう。
加えて、予め定められた教材及びカリキュラムに基づく授業を行っているために、ここに合わせた融通のきかない授業になってしまうというリスクもあります。
個人塾の場合
当塾(早慶専門個別指導塾HIROACADEMIA)の場合はこちらのケースが当てはまります。
個人塾では、受験合格だけがターゲットでない場合が大半で、内申点などの定期テスト対策にも力を入れている事が多いです。
更に、休んだ場合のカバーなども大きく大手よりも遥かに融通が聞くといえます。
大手の塾だといい意味でも悪い意味でもすべてマニュアル化されているので、休んだときなどのサポートがされない、宿題をサボってもそのまま・・・ということはよくあることです。
個人塾の場合だと、サポートなど丁寧に人のぬくもりを感じるサポートを受けることができるでしょう。更に、先生への質問なども自由で気になったことをすぐに聞けるといった利点もあります。
上述しましたが、質問ができるかどうか?というのは成績の上昇に大きく影響します。
できない子の場合は最初の一歩を間違えて踏み出すとそのまま勉強ができない・・・ということになってしまいます。
基本的に勉強は正しい方法で行ってさえいれば誰でも成績を上げることができます。
ですが、最初の一歩を間違えてしまったばかりに「一生勉強ができないんだ!」ということを感じてしまいます。
できない子ほど真剣になってどのように勉強を勧めたら良いのかというのは考えたほうが良いでしょう。
その反面、個人塾には指導力のない劣悪な個人塾や講師との相性などリスクがあることが考えられます。
そのため、生徒にあっているのかどうか、体験授業など事前に確認をして流れを確認してみると良いでしょう。