日本史探究・定期試験・大学受験に役立つ・縄文時代歴史散歩

多摩センター・縄文の村

縄文時代は、今から約15000万年前〜2500年前まで、約1万年間続いた時代です。この時代は、貧富の差はなく、農耕牧畜は始まっていません。黒曜石の分布などから広く交易が行われていたと考えられています。住居は、竪穴式で家の中で火を燃やしていました。煙を逃す煙突もあります。磨製石器を刈り、動物の皮などもはいでいました。縄文時代の晩期には、水稲耕作も始まったと考えられています。

2 縄文時代の社会と文化

  •  縄文文化の成立
  • 地質学上では、(a 完新世   )(約1万年前〜現在) 
    約1万年前    

氷が溶けて海面が上昇⇨大陸と切り離され日本列島が形成
大型動物が絶滅し、中小動物(ニホンシカ・イノシシなど)が増加
針葉樹林に変わり、東日本では落葉広葉樹林・西日本では照葉(常緑広葉樹林が拡大)

※考古学上では縄文時代(約15000年前〜約2500年前)
(放射性炭素年代測定法などで年代を測定)

縄文時代は、磨製石器・土器・弓矢の使用が特徴で新石器時代に属する
(農耕・牧畜はまだない・貧富の差もない)

〜このころ、人々は狩猟・漁労・採取を中心とする生活〜
② 磨製石器…大型の磨製石斧(木材の伐採)・石皿・すり石(木の実の粉化)・
石匙(動物の皮をはぐ)石錘(魚網のおもり)
(a 尖頭器    )(主に打製、矢の先端に付ける(b 石鏃   )を作成

⑵ 縄文時代の生活と習俗

縄文時代の火・多摩センター縄文の森
  • 集落  (a 竪穴住居    )…(床が地面よりも低い、内部に貯蔵穴など)
  • (b 貝塚   )…ゴミ捨て場
    環濠集落・馬蹄形集落(中央広場を持つ・千葉県の貝の花貝塚など)
  • 三内丸山遺跡(青森県) 前中期の大集落で、大型掘立建物などが出土

                 
  • 交易:黒曜石 長野県の和田峠・神津島・北海道の白滝・熊本県の阿蘇山など
    サヌカイト 大阪・奈良両府県境の二上山
             
  • 社会:共同墓地 身分の差・貧富の差はない
  • 信仰:(aアニミズム  )…あらゆる自然物や自然現象に精霊がやどる信仰

    呪術的風習:(a 土偶     )…女性像が多く形作ったもの
    (b 石棒     )…男性を表現したもの
    抜歯(成人の通過儀礼?)
    (c 屈葬     )…四肢を折り曲げて埋葬・一般的には土坑葬

            環状列石 大湯遺跡(秋田県)など

  • 有名な貝塚 
    夏島貝塚(神奈川県) 早期、漁労活動を示す釣針(骨製)が出土
    加曽利貝塚(千葉県) 中後期、国内最大の貝塚
    鳥浜貝塚(福井県) 縄文人のタイムカプセルと呼ばれ、丸木舟、糞石など出土
    ヒョウタン・エゴマ・ゴボウ・シソの栽培が確認
    大森貝塚(東京都)1877年にアメリカ人のモースが発見・日本考古学発祥の地
    津雲貝塚(岡山県)後晩期、170体余りの人骨が出土

⑦ 日本人の起源
日本人…古モンゴロイド(南方アジア人)⇨縄文
(新モンゴロイド(北方アジア人)との混血)⇨弥生人の順に形成
日本語…アルタイ語系?

(c 骨角器    )(動物の骨などを加工・釣針・銛・やす)
採集⇨クリ・ドンクリ・クルミなど、石皿ですりつぶす
縄文土器や磨製石器などを使用し竪穴住居や貝塚を造営する。

こういう尖石で黒曜石を磨いた。

土偶・石棒・抜歯・屈葬などの風習

  • 道具…(a 縄文     )土器 … 貯蔵容器や煮炊き
    ⇨ 縄文土器を使っていた文化…(b 縄文 )文化
    特徴:黒褐色・厚手が特徴
    用途:植物性食物の煮沸・調理
縄文土器・多摩センター縄文の村

縄文時代の分類…縄文土器の形式から6期に分類 
B.C. 11000: 草創期(〜B.C8000ころまで)・丸底深鉢形(豆粒文土器・隆起線文土器・爪形文土器・無文土器)
B.C. 8000 :  早期(~B.C.4000ころまで)・尖底深鉢形(尖底土器)
B.C. 4000 : 前期(~B.C.3000ころまで)・平底深鉢形
B.C. 3000 :  中期(~B.C.2000ころまで)・平底深鉢形(火炎土器)、甕形環濠集落が造営・貝塚
B.C. 2000 : 後期(~B.C.1000ころまで)・土瓶型(注口土器)
B.C. 1000. : 晩期(~B.C.500ころまで) ・亀ヶ岡式土器…洗練された文様で亀ヶ岡遺跡(青森県)などから出土・水稲耕作が始まる

縄文時代の水田跡
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