東洋大学は日東駒専の一角をしめ、その中でも難易度は近年非常に高くなってきています。東洋大学の入試には、推薦入試には、総合型選抜、総合型選抜自己推薦入試、学校推薦入試の3つがあります。これらは全て専願となっています。
東洋大学の推薦入試は、評点・総合型選抜・自己推薦・学校推薦がある。
東洋大学の推薦入試(総合型選抜AO型・自己推薦・学校推薦)は、自分に合った入試を選ぶ
東洋大学は日東駒専の一角を占め、その中でも難易度は近年非常に高くなってきています。そのため、東洋大学や日東駒専を第一志望にしている方は、推薦入試での受験を視野に入れ受験戦略を立てることをお勧めします。
東洋大学の推薦入試には、
①総合型選抜AO型
②総合型選抜自己推薦入試
②学校推薦入試
の3つがあり、この3つ全て専願になります。
3つの入試の違いに関してですが、総合型選抜AO型は事前に提出する課題レポートが重視される傾向があり、試験では面接のみとなる学部が多くあります。それに対して総合型選抜自己推薦型は、課題レポートなどを課す学部は少なく、試験では小論文が行われる学部が多くなっています。最後の学校推薦入試は出願資格に評定3.6が必要となるなど、高校の頃の成績がまず必要となり、試験では小論文などが課せられます。
東洋大学指定校推薦・推薦入試
■自分に合った入試方法を考える
上記のように東洋大学の推薦入試には、AO型、自己推薦入試、学校推薦型入試と3つの入試方式があります。しかし、それぞれ求められる能力や評価基準が異なりますので、以下の事柄を元に、どの入試が良いかの判断材料にしてください。
・AO型は準備が大変!
準備が大変なのは総合型選抜AO型です。学部や学科による違いはありますが、課題論文の提出やプレゼン準備が必要となります。特に課題論文は内容もかなり重視されます。この課題論文に取り組む前に、ある程度の文章力や論文の書き方を身につけておく必要です。
東洋大学・小論文と総合型選抜
・小論文が得意な場合は自己推薦入試!
準備が大変なのはAO型ですが、同じく総合型選抜の自己推薦入試は小論文が試験として課させられます。AO型の課題論文ではある程度の内容のものを書かねば評価されないため、この自己推薦における小論文も、一定レベル以上のものは必要になります。
東洋大学・評定と学校推薦
・評定が高いなら学校推薦!
試験内容は自己推薦も学校推薦も似ていますが、学校推薦の方は出願資格として評定が課せられています。このことから評定が高い生徒は学校推薦も視野に入れると良いと思います。出願するだけなら3.6以上の評定があればよいわけですが、評定は4.3以上がAランク、3.5以上がBランクというランク付けがなされます。よって4.3以上のAランクであれば、学校推薦入試では高い評価が得られると思います。
東洋大学の総合型選抜(旧AO入試)について
① 総合型選抜(旧AO入試)
② 自己推薦入試
③ 学校推薦入試
④ 独立自活支援推薦入試
の4つに分けられる。
文系
- 文学部
- 経済学部
- 国際学部
- 国際観光学部
理系
- 情報連携学部
- 理工学部
- 総合情報学部
- 生命科学部
総合型選抜(AO型推薦)
学部 | 学科(専攻)【型】 | 志願者数 | 合格者数 |
文学部 | |||
国際文化コミュニュケーション | 17 | 7 | |
経済学部 | |||
総合政策 | 14 | 10 | |
国際 | |||
グローバル・イノベーション(1回目) | 6 | 6 | |
グローバル・イノベーション(2回目) | 6 | 6 | |
国際地域(セレクト入試) | 20 | 14 | |
国際地域(Web他県授業型) | 9 | 3 | |
国際観光 | |||
国際観光(セレクト入試) | 86 | 60 | |
情報連携(コンピュータ・サイエンス型第1回目) | 0 | 0 | |
情報連携(INIAD MOOCs型1回目) | 1 | 1 | |
情報連携(コンピュータ・サイエンス型第2回目) | 1 | 1 | |
情報連携(INIAD MOOCs型2回目) | 4 | 1 | |
理工 | |||
都市環境デザイン | 6 | 3 | |
建築 | 5 | 4 | |
総合情報 | |||
総合情報 | 18 | 11 | |
生命科 | |||
応用生物化(1回目) | 9 | 9 | |
応用生物化(2回目) | 1 | 1 | |
合計 | 203 | 137 |
【東洋大学の指定校推薦に必要な評定】
東洋大学は、哲学に重きを置いた大学として設立されました。東洋大学での指定校推薦は、情報連携学部を除く学部で行われています。願書受付は、10月下旬からとなります。評定の平均値は3.8前後であり平均的な値です。選考方法は、面接および小論文ですので、小論文の練習をしっかりと行い、想定問答や面接で、緊張して普段の力が出せなくならないよう練習をしましょう。
学部 | 評定 | 選考方法 |
文学部 | 3.8前後 | 面接・小論文 |
経済学部 | 3.8前後 | 面接・小論文 |
経営学部 | 3.8前後 | 面接・小論文 |
法学部 | 3.8前後 | 面接・小論文 |
社会学部 | 3.8前後 | 面接・小論文 |
国際学部 | 3.8前後 | 面接・小論文 |
国際観光学部 | 3.8前後 | 面接・小論文 |
社会福祉デザイン学部 | 3.8前後 | 面接・小論文 |
健康スポーツ科学部 | 3.8前後 | 面接・小論文 |
理工学部 | 3.8前後 | 面接・小論文 |
総合情報学部 | 3.8前後 | 面接・小論文 |
生命科学部 | 3.8前後 | 面接・小論文 |
食環境科学部 | 3.8前後 | 面接・小論文 |
指定校推薦の準備の中で最大のポイントは、なんといっても「評定」です。 指定校推薦での評価の対象となるのは、評定に加え、部活・委員会活動、ボランティ ア活動、資格などがあります。評定の比重のほうが高いので、高校1年生1学期から高校3年生の1学期までの成績が対象となります。
そのため、高校1年生1学期から高い点数を取ってきている学生の方が有利になります。評定が重要だと伝えましたが、他をおろそかにしていいというわけではありません。日々の授業や提出物への対応、先生への積極的な質問など、主体的に学びに取り組んでいる姿勢も非常に評価