1 人類の誕生と日本列島の形成
人類の誕生と日本列島への居住
☆ 現在の日本列島は、現在に比べて(1 陸地面積 )が大きく(2 大陸と陸続き )となっていた。
(1)時代区分
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| 地質学区分 | 気候 | 動物 |
| (3 更新世 ) …氷期と間氷期が交互に繰り返す | 氷期… 氷期寒くて冷たい気候 間氷期… 比較的温暖な気候 | 北:(5 マンモス )、 ヘラジカ 南:(6 ナウマンゾウ)、 オオヅノジカ |
| (4 完新世 ) | 水面が約100 m上昇し、日本列島が大陸と切り離される⇨ 日本列島の形成 | イノシシ、ニホンシカなどの中小動物が増加 |
(2)人類の登場
およそ600〜700万年前の中新世後期に人とチンパンジーの共通の祖先から分岐 ⇨ アフリカで誕生
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| 人類名 | 猿人 | 原人 | 旧人 | 新人 |
| 年代と場所 | 約700万年〜500万年前 アフリカ | 240万年前 アフリカ〜ユーラシア大陸 | 約60万年前〜50万年前 ヨーロッパ〜西アジア | 約20万年前 |
| 特長 | 二足歩行・礫石の使用 | 火の使用(170万年前〜) 旧石器の使用 (260万年前) | 火の使用 旧石器の使用 | 道具の製作技術の向上(磨製石器の使用・世界では1万年前・日本では4万〜3万年前) |
| 名前 | サヘラントロプス アウストラロピテクス | ジャワ原人・北京原人 | ネアンデルタール人 | クロマニョン人 日本では 港川人(沖縄) 浜北人(静岡) |
※道具…
(a 打製石器 )…石を打ち欠いた石器
(b 旧石器時代 )…石を打ち欠いた石器を使っていた時代
(c 新石器時代 )…石を磨いた磨製石器を使っていた時代
※化石人骨(日本)
1万8000年前:港川人(新人・沖縄県)・白保杵根田原洞穴で発見された人骨
1万4000年前:浜北人(新人・静岡県)
明石原人…兵庫県明石市(1931年に発見)原人ではなく新人の可能性が高い
日本人の形成
① 古モンゴロイド(縄文人):眉間から鼻にかけての凹凸・彫りが深い
② 新モンゴロイド(渡来系弥生人):顔は面長・目は細く一重まぶた
2【日本の旧石器時代】
(時代区分)
2〜3万年前 岩宿遺跡(群馬県)…1946年、相沢忠洋が関東ローム層から打製石器を発見
1949年、確認
打製石器の種類
打撃用…握槌(握斧)・楕円形石器・石斧(伐採・土掘り具としても使用) 局部磨製石斧(日本特有の可能性が高い)
切断用…石刃・ナイフ形石器
尖頭器…ナイフ形石器の石槍の先端に付埋込用…細石器(末期頃に細石刃を木・骨の柄に数個埋め込んで使用
住居…テント式の小屋・洞穴・竪穴住居(大阪のはさみ山遺跡)
生活…落し穴や槍などを使った狩猟、炉
